活 動 方 針


平成27年度 基本方針・活動方針

1 青少年育成の基本目標

青少年は日本の希望である。日本の明日をにない、世界の将来を築くものは青少年である。

青少年が健康な身体をもとに、広い視野と正しい見識を培い、豊かな情操と高い徳性を磨き、その能力を十分に発揮し、有為の人として成長することは青少年自身の誇るべき課題であるとともに、国家、国民の大きな責任である。

 

1、   青少年が次代の日本をになうものとしての誇りと責任とを自覚し、その輝かしい未来を自らひらき希望に満ちて生きるよう。

2、   親や青少年を指導する立場にあるものはもちろん、一般国民がその姿勢を正すとともに、青少年問題についての関心を高め、積極的に青少年の育成につとめるよう。

3、   政府および公共団体の青少年施策の強化を求めると同時に、これに協力して十分にその効果をあげるよう

 

青少年育成アドバイザーは、この目標に向かって運動することを基本とします。

 

2、現状の認識と課題

 

(1)青少年の現状

2000年代から少子高齢化、高度情報通信化、経済のグローバル化、格差の増大など目立ち始め、青少年においても、規範意識の低下、問題行動の多様化、社会性の未熟、親子関係の希薄化、虐待や携帯ネット被害の増加、ニート・引きこもりなど自立できない若者など様々な問題が生じ、幼い命が奪われたり、自ら命を絶つ青少年もあり、憂慮すべき傾向が見られ取組むべき課題が多くあります。

 

(2)組織の現状

国民会議が養成した有資格者は30数名いるにも関わらず、入会していない者があり、新しく全日本アド連養成講座への参加も進んでいないのが現状です。全日本アド連では、(仮称)初級アドは各県で養成し、それを対象にして(仮称)上級養成を行うことにしています。この事に対応できるよう、早急に検討し、より一層活性化を図る必要があります。

 

(3)青少年育成運動の経過

基本目標を実現するため、県民会議・市町村民会議を運動の母体として「伸びよう 伸ばそう 青少年」を合言葉に、家族の絆を強くするための「家庭の日」の制定、「大人が変われば 子どももかわる」をスローガンに一般国民がその襟を正して育成運動に参加するとう提唱、地域のこどもは地域で育てることをめざして「地域のおじさんおばさん運動」を提唱し、「あいさつ・声掛け運動」も推進してきました。青少年を見守る運動の中で「少年を守る店」を指定して非行化防止にも取り組んできました。しかし、長年運動を継続する中で、マンネリ化を生じ、掛け声だけに終わっている所も見受けられます。

来年度は県民会議結成50周年を迎えることを契機に、これらの状況を把握し、見直しながら、より成果の上がる運動に発展させていかなければなりません。

今年度は「人づくり(我づくり)を積み上げて、町づくり・国づくりを」のスローガンを加え、自己研鑽を積み重ね、青少年の育成を中心に据えた町づくりに取り組むため、新たな重点運動と取り組むことも課題と考えます。

 

(4)青少年育成アドバイザーの役割

私達は、青少年が社会の一員としての自覚を高め、逞しく生きる力を育てる為、青少年の地域活動を支援すると共に、健全な育成に相応しい社会環境の醸成に努める責務を担っている。その為、絶えず自己研鑽に励み、地域社会に信頼される存在として、育成運動の中核的役割を果たさなければなりません。

その為、本会の基本目標の実現を目指し、運動の重点方針や決定事項の実践に努めるほか、次のとおり役割を担います。

  「子どもが伸びるチャンスを活かす運動」の提唱・推進を図ること。

  青少年育成県民会議を始め市町村青少年育成組織を支援し運営基盤づくりや青少年問題に関心の高い町づくり・国づくりに力を注ぐこと。

  青少年育成活動組織にかかわり計画、準備、調整、参加者の募集などの、プログラムの企画・実施に関わること。

  その他、育成課題解決のための地域連携の推進を図ること。

 

(5)子ども・若者育成支援推進法との関係

また、平成22年4月「子若法」が施行され7月に「子ども若者ビジョン」策定され、国と地方公共団体の責務の基に課題解決の方策が進められています。これとどう向き合って育成運動に結び付けるか、が課題となっています。

また、この支援法の上位に位置する形で青少年育成の基本理念を盛り込んだ「青少年健全育成基本法」の制定が与党内で検討されています。国や県行政と連携して、その状況・内容を把握し、動きに注目し、県民会議等連合会と連帯しながら、その成立を目指し、官民一体となった育成運動の推進に努めます。

 

2、重点運動方針

 

 青少年問題の現状と課題を踏まえ、新しい運動の旗を立て、啓発・推進に取り組むと共に従来からの運動を見直し、その活性化を目指します。

 

(1)社会の一員として、逞しく活きる力を育てるために・・・

「子どもが伸びるチャンスを活かす」運動」の提唱・推進をします。

  子ども達が、家庭・地域・町の一員としての自覚を高め、進んで役割を見つけて実践することを、新しく育成運動の柱に加えます。

 

(標語~スローガン)

社会の一員として 逞しく生きる力を 育てるために

「子どもが 伸びるチャンスを 活かそう」~家庭で地域で住んでる町で~

 

 先ずは、アドバイザーが関わる活動・事業に子どもが伸びるチャンスを増やします。

 アドバイザーが関係する地域・団体・市町村民会議・県民会議等で提唱し推進します

 

1)家庭の中で~家族の一員としての自覚を高めるために

・・・進んで自分の役割を持とう・・・

  出来ることは進んでしよう~大人も子どもに家族の一員としての役割を持たせよう

  あいさつ運動~あいさつは心を通わす第一歩~大人も必ず(コダマで~オウム返しで)返事をしよう

  「ありがとう一日100回運動」の提唱と推進(趣意書は別紙のとおり)

  「家庭の日」運動の見直し作業の開始

 

2)地域の中で~地域住民の一人としての自覚を高めるために・・

・・・住んでる地域で、進んで出番をつくろう・・・

  地域行事の中で 子どもの出番(役割・輝く場所)をつくろう

  あいさつ運動~あいさつは心を通わす第一歩~大人も必ず返事をしよう

   ・「ありがとう一日100回運動」の提唱と推進

  来た時よりも美しく~後から来る人のために

 

3)町(社会)の中で~町(社会)の一員としての自覚を高めるために・・

・・・住んでる町で 輝く チャンスを 増やそう・・・

  町の行事の中に~・こども祭り(フェスティバル)・各種の町の行事に参加できる場所をつくろう・子ども議会

  あいさつ運動~あいさつは心を通わす第一歩~大人も必ず返事をしよう

・「ありがとう一日100回運動」の提唱と推進

  交通ルールを守ろう

  環境の美化運動・エコ(省エネ)運動

 

(2)青少年育成運動の見直し運動の推進

県民会議創立50周年を捉えて「このままで良いか?」と視点で育成運動を見直し、より活発な県民運動の構築を目指します。

 

 1)アドバイザー自身の見直し運動

  ①自分自身にとってアド活動とはどんな活動か?

  アド県連の活動はこのままでよいか?

  市町村民会議・県民会議との連携は強いか

 

2)市町村民会議運動の見直しと連携の強化

  アドバイザーは市町村民会議会員として、市町村の育成運動に積極的に参画します。

ア)本会が推進する次の運動を提唱し、市町村民会議での運動を展開します。

社会の一員として、逞しく生きる力を育てるために・・・「チャンスを活かす運動」を提唱・推進する

  従来からの組織・運動の見直し運動

イ)   家庭の日・地域の叔父さんおばさん運動・大人が変われば子どもも変わる運動・少年を守る店などの点検と見直しを行う

ウ)   組織の構成の見直し~官民一体となって連携した運動ができているか。乳幼児期から育成運動に加わっているか。役員が当て職で機能マヒ・マンネリ化をしていないか?

  「ありがとう一日100回運動」の提唱と推進

 

2)   県民会議運動の見直しと連携強化

  発足50周年に当たり、運動の方針・組織の見直しを行う。

  子どもが伸びるチャンスを活かす運動」を提唱・啓発する。

③「ありがとう一日100回運動」の提唱と推進

 

(3)組織活性化方策の検討

全日本や中四国の動きと連帯し、次の専門委員会での議論を受けて、本会も活性化方策を検討します。

 

1)   後継者養成に関する検討

  県独自での養成講座を従来の研修会を改編して実施

  講座の財源・実施場所の検討

 

2)   広報に関する検討

   ホームページの作成を検討する

 

4、事業計画

本会は活動方針のもとに、別紙のとおり事業を実施する。

活 動 計 画


平成27年度

 事 業 名

  実 施 時 期

 実 施 場 所

  事業内容

中四国青少年育成アドバイザー総会

5月9日(土)

岡山市中区

岡山教育会

26年度事業・決算報告

27年度事業・予算計画

全日本アド連理事会

5月23日(土)

~24日(日)

和歌山市内

全日本アド連総会議案・研究大会内容の審議

青少年育成県民会議総会

5月26日(火)

 

とりぎん文化会館

 

26年度事業・決算報告

27年度事業・予算計画

役員会・会計監査

6月20日

倉吉市

総会準備・会計監査

総会

 

6月20日

 

倉吉市

 

26年度事業・決算報告

27年度事業・予算計画

19回全日本青少年育成アドバイザー連合会総会・研修会

6月27日(土)

~29日(月)

和歌山県白浜温泉

ホテル シーモア

 

27日理事会参加

26年度事業・決算報告

27年度事業・予算計画

研究集会「いじめ」問題

第21回中四国青少年育成アドバイザー研究集会

8月29日(土)

8月30日(日)

愛媛県道後温泉

古湧苑

研究・事例発表

分科会・記念講演

全日本青少年育成アドバイザー連合

会役員会・理事会

11月2627

 2月(未定)

東京都

(未定~名古屋市)

アド連の在り方検討

(役員会・理事会・専門委員会)総会準備

全日本アドバイザー養成講座

2月 2泊3日

(未定)

愛知県名古屋市(未定)

 

会員研修会

8月

12月

2月の3回予定

県内東・中・西の3か所

アド養成講座の取り組み方策検討と初級講座の実施

アドバイザー通信

随時

 

67号~69号の3号

1、       県・市町村民会議の青少年育成運動に積極的に参加・協力する。

2、       全日本・中四国アド連への参加と連帯を一層強化する。

「子どもが伸びるチャンスを活かす運動」の提唱・啓発・推進

3、       ありがとう100回運動の拡大推進を図る。

4、       会員研修会の開催による青少年問題の把握と課題への対応能力を高める。

5、       初級アドバイザー養成研修会の開催を検討し、実施する。

(素案~一日3講座で2回実施。①家庭を中心に~乳幼児の発達課題・親と子供の関わり方(親業)・ワークショップ(私たちにできること)。②地域活動を中心に~子育て支援計画・青少年問題の現状・ワークショップ(私たちにできること)

6、       県及び内閣府の青少年育成関係事業に参加・協力する。

7、会員個々の日常活動の活発化と自己研修に努める。

などの活動を推進する。